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2015/12/19

ライチ光クラブとライチ☆光クラブ



                     下の方にコメント欄があります。ご意見、ご感想、コメントお願いします。


1985年12月22日 東京グランギニョル公演、ライチ光クラブ当日
下北沢駅から少し離れた場所に東演パラータはあった。
東演パラータにはロビーやチケット売り場はない。
狭い道にはオシャレな女子や男子が溢れていて、陽気に笑ったりお喋りをしている。
劇場の前に細長いテーブルを設置し、2〜3人の女子のスタッフがノートに書かれた
予約客の名前をチェックしたり、お金を受け取りチケットを渡している。
他にも数人メーキャップを終えた学ラン姿の役者も一緒に外へ出て客の整理や誘導を
して一生懸命働いていた。

観劇する前にトイレに行こうと、眼帯をした怖そうな学ランのお兄さんに
「トイレはどこですかー?」と陽気に聞いた。
完全に役になりきっている彼は「どうぞこちらへ」と狭いギシギシした木の階段を軽々と
登りきり、トイレを指し示して、無言のまま紳士的な態度で深々とお辞儀をした。

私はこれからどんな事が始まるのか知らず、喜び勇んで最前列の席に座りこんだ。
知らぬが仏とはこの事だ。
(確か座席は椅子ではなく段差に薄い座布団が敷いてあったような気がする)
おかげで前半はビビリまくって心の中で悶絶していた。

一番前の席とは、30センチも手を伸ばせば舞台に届く位置で、舞台の高さが目の前にある。
造花、ライチジュース、色々な破片、ホコリ、役者さんの唾液 (特に嶋田久作さんの)、
ガラスの破片、血のりなど、色々な物が顔や体に飛んで来た。そのうち役者さんも落ちて来る
のではと常時覚悟をしていた。

観劇中、目の前にコロコロとライチが転がって来たので、つい手を伸ばして拾おうとした時、
木製の椅子がダンッと置かれて役者が座った。
危ないところで手を引っ込めたが、指が砕ける所だった。ラッキー危機一髪。

グランギニョルの舞台には独特の匂いが劇場中に充満している。
血のりと木の匂い、また何か別のものの匂いが混ざり合っているのかも知れないが
その匂いは,心地の良いグランギニョルだけの独特の匂いだ。
グランギニョルの公演のたびに入り口からその匂いが漂って来るので、
観劇する以前から陶酔してしまうのだ。
今も時々あの匂いを無性に嗅ぎたくなるが、グランギニョル解散後、再び出会った事はない。

恐怖が快感と陶酔に変わった。
自分が劇中にのめり込み演劇とはとは思えなくなった。
越美晴の少女のような可愛らしい高く透き通った声、役者の熱演、
舞台にダンダンと響く激しい足音、独特の匂い、音楽、照明、全てが自分の周りで現実になる。
その現実は最初に感じた恐怖ではなく、秘密結社の少年達をどこからか覗き見をしている様な
ワクワクドキドキした恋に似た心地の良い興奮だ。
これを観た少年少女達はもうここから抜けられない。
脳髄までグランギニョルの色に染まり、永遠にこのままでいたいと思う。

•もう東京グランギニョル以外、何を観ても面白くなくなった。

•他の演劇はただの演劇でしかなく、退屈な物になってしまった。

•これ以上の演劇はもう二度と無いだろうと断言する。

この後、東京グランギニョル・ライチ光クラブは3月に、都立家政スーパーロフトKINDOにて
再演をする事が決まり、再び3回観劇することが出来た。
毎回最前列で、血のりを浴びて恍惚していた。
その時のゼラが呼ばした血のりがハンカチに点々と付き、それは今も宝物として手元に残っている。

また嶋田久作さんや、越美晴さん、常川博行さんにもお会いできた。
飴屋法水さんには花束を渡し、握手をしてもらった。
飴屋さんの手は冷たく、か細かったのを覚えている。

Keiko・Olds
………………………………………………………………………………………………………


  『ライチ光クラブ・エンディングシーン』ハシゴの上には殺されたはずの少年たち、    
    オモチャの人形のようにライチとマリンは息絶えてゼラの足元に転がっている。    
      彼らは時を止めて生き続け、少年の秘密結社は、再びゼロから始まる。       

 やはり過去に、ライチ光クラブを観劇した事のある庄司トオル氏
   先日行われた、東京グランギニョルの常川博之氏が主宰する
      "ライチ闇クラブ"についてコメントされたので、
         彼に了解を得て記載をした。⬇︎

東京グランギニョル版「ライチ•光クラブ」の音源を聞く機会に恵まれた。僕はリアルで再演を観ているから丸30年ぶり。他の芝居はほとんど忘れてしまっているというのに、なぜかこの作品だけはハッキリと隅々まで覚えており、記憶違いも多々あったが、ほぼ正確に記憶していたことを再認識した。

忘れないうちにいくつかメモしておきたい。
まず冒頭のSPKの音楽に乗ってサーチライトのダンスの途中、下手側にあったベルトコンベアがガーッと動き出して、クラブを盗み見していた生徒(再演は浜里さん、再演は今泉さん)が逆さになって引きずり出され、そこでチェーンでつり上げられるシーン。
SPKからこのシーンに何の曲がどのように切り替わったのか覚えていなかったが、今日の本源では、ほぼカットアウト&インで細野晴臣氏のTREMNLINGに切り替わって、再びSPKの流れが確認できた。SPKは一回だけだと思ったが、他に2回ほどかかっていた。こんなにかかっていたのか。

ラストの方でかかっていたように記憶していたカリヨンの鐘は、ラストではなく、女教師の初登場シーンでかかった。
その後ですぐに丸尾末広氏扮するマルキ • ド • マルオが登場するが、再演ではこのシーンはばっさりカット。今回初めてこのシーンを聴く事ができた。確かに居てもいなくてもいいシーン。

「ライチ•光クラブ」屈指のカッコいいシーン、潜望鏡の音楽は23SKIDOOのクンダリーニだったが、僕の記憶ではMinistryのcold life https://www.youtube.com/watch?v=VfwwVRnlpzQ  だったのだが、これはかからなかった。というか、潜望鏡は2回あったと思われるが?注*

それと、確かにあったのに音源で確認できなかったのは、飴屋=ジャイボの変な嗤い声。すっごく気持ち悪く、まるでスネ夫のように速いテンポで嗤っていたのに、その声がまったく入っていなかったのはなぜか。演技が初演と再演では若干違ったのか? それとも音源は少しカットされていた可能性も?

後半は、やたらと坂本龍一氏のエスペラントのB面後半の曲がかかっていたのは驚いた。Codaの中のJapanがかかったのはよく覚えているのだが、こんなにこのアルバムから選曲されていたとは思わなかった。
それにしても飴屋さん、ワルプルギスの冒頭といい、本当に鳥の声が好きなんだなあ。注**

完全に記憶違いをしていたのが、後半の飴屋=ジャイボが潜望鏡で星を眺めるシーンの相手方。記憶ではゼラだったが、ここは田宮が正解で、ライチ畑を焼き払うようにそそのかすくだりのシーンだったことが判明した。でもラストのライチ暴走はこんなに静かだったかな。OTTがかかってたと思うが。

飴屋さんジャイボが「やあサイキックTVちゃん!」といってテレビとファックする時の音楽は、どうもTEST DEPTのようだ。 http://www.youtube.com/watch?v=co68-gGSnQA&sns=tw via youtube (ちなみにサイキックTVをご存知ない方は、こんなバンド→)https://www.youtube.com/watch?v=fKBuKcDPjzM&index=5&list=RDxokJyITQlrI

僕が再演を観た都立家政のロフトは元倉庫で、ライチのほんの少し前にハナタラシ時代のアイちゃんに派手にぶっ壊されて直したばかり。さすがにギニョルはここまで過激じゃないけど、パラータを出禁になった彼らにはぴったりだった。(音量注意)https://www.youtube.com/watch?v=T3kworqbeqw

庄司トオル (東京都港区) Twitter @ToruShoji 
大阪芸術大学映像学科卒。在学中にパスピエ結成。大阪、京都で4本の演劇作品を発表。(2本は笹千丸名義)。東京の広告代理店にてコピーライター、プランナー、クリエイティブ・ディレクター、企画開発室室長を経て、2013年、サーヴィス アンド コネクションズ結成。2015年、Betsujin プロジェクトを準備中。

私の記憶違いでなければ、下北沢東演パラータで行われた初演のライチ光クラブでは冒頭の音楽が 東京グランギニョルのために鳥羽テック(TOBA TECH)が作った『M541』であったと思う。https://youtu.be/eKXNLjogddo?si=Qnv1Y2Xc9rVaHrJN
そして天井に取り付けられた長いメタルの筒で出来た潜望鏡は、計4本のありそれが客席の方へ弧を描きながら下がって来るので圧倒される。
**飴屋法水氏は、過去に"動物堂"というペットショップを経営しており、動物も飛びウサギやアルマジロなど珍しい生き物ばかりを扱っていた。飴屋法水氏本人も動物が大好きで、自分の飼っていた梟を自由を与えようと山に引っ越し共存を試みるが梟は鷹に食べられてしまい自らの決断に疑問を感じてしまう。

Keiko Olds


東演パラータ 下北沢 
料金 :  1,600円 (全席自由)
客席70席

1959年に俳優の相沢治夫と演出家の八田元夫と下村正夫を中心に前身である「東京演劇ゼミナール」を結成。

第1回の上演作品はチェーホフの「できそこない」だった。 1962年に現在の「劇団東演」に変更し、八田と下村が

交互に演出した。八田と下村が亡くなった後、1978年に下北沢を本拠地に移し、小劇場「東演パラータ」を開場した。

そこで精力的に上演活動を続け、東演パラータは演劇の街下北沢を牽引した。

1982年には劇場及び稽古場を大改造し、あわせて他創造集団にも開放した。

工夫された劇場として(舞台天井高さが18間)人気が高まり、多くの集団が利用するようになり、特に利用しやすい

価格から若者達や新設劇団などから支持を得てきた。

設立の理念を生かした劇場運営をおこない、演劇を中心とした舞台芸術の創造の場となっている。


AiiA 2.5 Theater Tokyo 渋谷  (アイア2.5シアタートーキョー)

料金: 7,800円(全席指定・税込)

客席824席

東京都渋谷区神南にある劇場である。座席数824席。旧・渋谷マッスルシアター。

2015年3月21日より約1年間、一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会により2.5次元ミュージカル専用劇場

AiiA 2.5 Theater Tokyoとして運用されている

 

 常川博行  残酷歌劇ライチ☆光クラブ観劇レポート 

2015年12月18日、残酷歌劇ライチ☆光クラブ観劇終了!
はい!楽しいダンスショーでした!

可愛い綺麗な少年たちが、楽しく踊るボーイズラブな世界!
アイドル系というより、東京ゲゲゲイのダンスショー、あるいはおしゃれなスチームパンクっぽい
ミュージックビデオみたいな感じですかね。

ただ、硬質な鉄の冷たさを持つ東京グランギニョルのライチ光クラブではない別物でした。
僕は、鋼鉄の独裁者に憧れる少年ゼラを描く鏨汽鏡の世界が好きだけど、隣の席の女の子が
「凄い!カッコイイ!こんなの初めて観た!」と興奮していた。

僕は、後方の席だったので、全体は観られたのですが、血糊被りの席でも観たかったですね。
間近で観ると印象が、違うかも。

丸尾丸一郎さんの脚本は、ヘリオガバルス皇帝寄りのガラス細工のような脆いゼラだった。
残酷歌劇ライチの脚本の丸尾さんは、やはり関西の方だから和事の世界観。

ゼラも、浪速のつっころばし感あり、最後の本水使った、タミヤとゼラの立ち回りなど「女殺し油の地獄」
のようだった。 全体に綺麗な様式美でまとまっていて、これはこれで、「あり」だと思う。

翻って東京GGの作家鏨汽鏡は、お江戸の元旗本の家のお嬢育ちで、荒事好き。
だから、ライチ光クラブは、問答無用の残酷さと暴力沙汰のオンパレード。

例えば、僕はゼラを演じたとき、「時計仕掛けのオレンジ」のマックスをイメージしていたけど、中村君は、
やはりヘリオガバルスをイメージしたのだろうか。脆弱なデカダン皇帝をイメージしたのだろうか。

鹿殺しの河原さんは、巧みな演出家だった。
少年達の心の機微を細やかに仕草の中に入れつつ、大きなところで、大胆な仕掛けを施していたけど、
よくわからないのが、3人の魔女とも亡霊ともつかぬダンサーの存在。

あと、突然、ポールダンサーが、踊るのも。少し疑問。
彼(彼女?)のストーリー中の一貫した行動は、納得いく。
しかも本職ダンサーさんなのかな?
かっこよかった。

雷蔵とジャイボのキャラが、被りすぎて時々、どっちがどっちかわからなくなった。
僕が年取りすぎて呆けたのかな?

ジャイボって、媚び売らないで、何を考えているかわからない存在でいてほしいな。

タミヤは、中屋敷さんの劇団の俳優さんかな。
硬派タミヤのイメージを作っていて好感持てたけど、芝居が一番後ろの客席からだと細かすぎて見えない。
もっと大胆に大きく動いたら、もっとカッコイイと思います。


東京グランギニョル"ライチ光クラブ"ZERA 常川博行より



     

ライチ光クラブになぜ "ライチ" を使ったのか。

ある雑誌の記事にこう書いてあった。
そこの記者と飴屋法水氏が中国料理を食べに行った時、デザートにライチが出たのだそうだ。
そのライチを飴屋氏がジッと見ていたようで、きっとそこからアイディアが浮かんだものらしい。
飴屋法水氏はきっとそのアイディアを鏨汽鏡さんに話したに違いない。


そして「私は慎吾」と言う楳図かずおの漫画からもヒントを受けているらしく、
漫画にもマリンと言う少女が登場しているという。
舞台に置かれたガラクタやテレビなどは、明らかにアーティスト三上晴子の影響がうかがわれた。

グランギニョルの舞台は、ひとコマひとコマが丸尾末広氏のイラストの様だ。
俳優も、舞台美術も丸尾末広氏の描く、線の細い丸ペンで描いた絵の様だった。
それは決して漫画やアニメの線ではない。
銅版画の様な繊細なアートを描いたのがグランギニョルだ。
どこを切り取って見ても、完璧な美しいアートなのである。

東京グランギニョルの役者達は、全く客を意識していない。
彼等は、彼等が面白いと思うまま、彼等の場所で、彼等の世界で演じていた。
だから彼らの目には観客は写っていない。

練習を重ね、自分の役を全て自分の中に取り込み、台本のセリフは彼等の本当の言葉として発せられる。
客席の反応を見ることもしない、気にすることもしない、媚びることもない、客席に気を使うこともしない。
またウケを狙ったり、客に話しかけたりもしない。
舞台は別の空間で、彼等には客席など見えないのだ。
だからそれは全てが現実で、客はその迫力に圧倒されてしまう。


現在私はアメリカに永住しているので、行って観ることが出来ない。ので
数日前、AiiA Theater 2.5 残酷歌劇ライチ☆光クラブの短い映像を観ることにした。
常川さんの言うように、なるほど、グランギニョルとは全く違う100%別物であった。
とてもエキサイティングな素敵なショーだと思う。
グランギニョルが薄暗いアングラ劇ならば、こちらは華やかなブロードウェイミュージカルだ。
これらは客席を意識して作られた演劇で、役者さん達は客席の反応を気にしながら演技をしている。
ウケを狙ったり、客席への目線やサービスのある娯楽。客達はアイドルを見る目線で観劇している。
演出も楽しい。オリジナルや漫画にもないシーンもたくさん含まれている様で、中身の濃い演劇になった様だ。

兎丸さんの漫画は好きだ。なぜなら彼の漫画には、グランギニョルの匂いがする。
でもその漫画を映画や舞台にしたものは、今は観る気にはなれない。
ずっとグランギニョルのライチ光クラブだけを心の中に置いておきたい。
新しい物を見たからといってそれが失われるとは思えないが。
Keiko・Olds

*ここに載せられた残酷歌劇の写真は、Google Imageからピックアップしたものです。
*東京グランギニョルの写真は、私個人の所有物または元ゼラこと常川博行さんから頂きました。
*常川博行さんのコメント、本人から掲載の了解を受けています。




                                          下北沢  東演パラータ   
      東京グランギニョルのライチ光クラブ初演                                    
        

          渋谷  AiiA 2.5 Theater Tokyo
      


                                                                         タミヤとゼラのチェスシーン

                                                                    夜の東演パラータとAiiA 2.5 Theater Tokyo


                                                                              ライチ登場 !


                                             東演パラータ と  AiiA Theater 
 g


             マリン(カノン)と  ゼラの対面シーン            ↓映画のシーンの対面シーン


                                  東演パラータの舞台と AiiA Theater のステージ


                          マリン (カノン)とライチのロマンティックシーン


        東演劇パラータの客席(70席)と AiiA Theater  の客席(824席)


                                               ★ゼラと光クラブ★

   常川博行     ゼラ     中村倫也           飴屋法水     ジャイボ      吉川純広


         石川成俊     ニコ      尾上寛之         マリン 越 美晴    カノン  七木奏音

          嶋田久作     ライチ      皇希                佐野領域     デンタク      BOW
 

    大橋二郎     ヤコブ    加藤諒            萩尾なおみ     女教師        KUMI

    矢車剣之介   雷蔵     池岡亮介            上野仁        カネダ       赤澤 燈

           奥村浩     ダフ   味方良介                 武井龍秀    タミヤ   玉置玲央

                         中年男 丸尾末広                                                   ハマザト  浜里堅太郎
   



                       下北沢 東演パラータAiil Theater Tokyo の座席表平面図



                                       


                                        究極の 美少年、当時の飴屋法水氏

                  妖艶な飴屋法水氏                   当時の素敵な嶋田久作

                                                   美しい青年、常川博行
 
 

          当時の可愛い越 美晴さん        現在の素敵なコシミハルさん
 

     デンタクが ライチにデータをインプットしているシーン       

                再演の案内状のハガキ
 

                                                                


                           Thank You!!👍


           X @misopichopo



2015/08/09

追悼 三上晴子 with 東京グランギニョル★BARIKADE


                R.I.P.  ARTIST. 三上晴子 Seiko Mikami  
                                                                            At Ram De Scop BRIKADE

This is in incomplete. I will more Update.

           More detail ( English )   http://www.idd.tamabi.ac.jp/~mikami/artworks/index.html
  
   
                  下の方にコメント欄があります。ご意見、ご感想、コメントお願いします。

          「今回のバリカーデのVISUAL製作に、やわな体でコンクリートを練ったり、鉄を運んだり、
             木を組み立てたり、楽しく作業してくれた役者の男の子達に深く感謝します。」  三上晴子
                                飴屋法水 × 三上晴子  norimizu AMEYA × seiko MIKAMI                                           








彼女は、ライチ光クラブの次に公演されたワルプルギスで突如現れた。ワルプルギスの鉄の棺などを製作し、鉄の棺には廃墟の中からかき集めた様なボルトや歯車などが溶接されていた。そしてワルプルギスの巨大化した血管だらけの真っ赤な心臓も彼女の作品だ。ワルプルギスが飲んではいけない少女の血を飲んだために心臓が巨大化する。巨大化した心臓から霧のように血が吹き出す。公演終了後、最後に飴屋法水氏と手をつなぎ、舞台中央で二人、ペコリと挨拶したのが印象的でした

彼女のアートは排他的なイメージから生命の鼓動が聞こえて来る。                                                       
晩年はデジタルやテクノロジーを使ったアートが主流となってい。

バリカーデで使われた曲のEINSTÜRZENDE NEUBAUTEN(アインシュツルツェンデ  ノイバウテン)のシンボルマークも彼女の作品だ。

[三上晴子 プロフィール]
1961年生まれ。
1984年から情報社会と身体をテーマとした大規模なインスタレーション作品を発表。
1992年から2000年までニューヨークを拠点に日本及び欧米で数多くの作品を発表する。
1995年からは「知覚によるインターフェイス」をテーマとしたインタラクティヴな作品を発表。
2000年に多摩美術大学情報デザイン学科に着任。国内外の美術館・ギャラリー、メディア・アート・フェスティバルに出品参加。2013年には《欲望のコード》(山口情報芸術センター[YCAM]委嘱作品、2010)が第16回文化庁メディア芸術祭のアート部門で優秀賞を受賞。

2015年1月2日没。


追悼・三上晴子 — 彼女はメディア・アーティストだったか(1)

追悼・三上晴子 — 彼女はメディア・アーティストだったか(2) 

追悼・三上晴子 — 彼女はメディア・アーティストだったか(3) 

追悼・三上晴子 ― 彼女はメディア・アーティストだったか(4) 

追悼・三上晴子 ― 彼女はメディア・アーティストだったか(5)
追悼・三上晴子(番外編) ― ごく私的、かつ批評的な企てとして  
            http://www.art-it.asia/top     椹木野衣    







三上晴子+市川創太『gravicells~LED version』、2004年、山口情報芸術センター[YCAM]
Pho


「New Formation of Decline 滅びの新造型」、1985年、
恵比寿ビール工場研究所廃墟(現ガーデンプレイス)、東京 



『三上晴子展 皮膜世界:廃棄物処理容器』展示風景 1993年、ギャラリーNWハウス、東京 撮影:黒川未来夫 画像提供(以降すべて):株式会社レントゲンヴェルケ 協力:木村重樹
展覧会「三上晴子と80年代」会場風景 2015年、パラボリカ・ビス、東京
下写真左の作品は三上の「Bad Art for Bad People 都市の断面図」展(1986年)に用いられたと推定されるケーブル類(多摩美術大学の倉庫に保存されていた)を用いて、山川冬樹が今回の展覧会に際して行ったパフォーマンスで組み立てたもの。

三上晴子個展「Bad Art for Bad People 都市の断面図」1986年、板倉アトランティックビル地下1F、東京 撮影:ハナブサ・リュウ © Lyu Hanabusa



三上晴子「放射性廃棄物コンテナ」、1991年(1993年の「Curator's Eye '93 vol.3 Seiko Mikami」展DMより)
椹木 野衣 
連載 美術と時評











                                                            
'84年より突如として美術活動を開始する。85年5月、初の個展『滅ビノ新造型』、鉄の立体三部作を開催。コンセプトに基づき、6カ月をかけて探した廃墟〈東京・恵比寿ビール工場研究所跡100坪〉での大規模なインスタレーションとなり、都市構造の骨である鉄や、大量のデット・テクノロジー、ジャンク電波を素材に、我々の現実でありながら目に見えない内側の原風景を露出した。同時に廃墟に突如出現したデット・テックな異次元空間はアートテロリズムとでも言うべき大きな衝撃をもたらした。 '86年10月、2回目の個展【BAD ART FOR BAD PEOPLE】を開催。前回の廃墟から都市のDED・ZONEVである地下〈東京飯倉アトランティックビル地下2〜3階〉へと背景を移行してのインスタレーションとなり、地下に埋設された都市構造の神経であるケーブルや、オンライン動脈流を集積させ【都市神経の断面図】を作り上げ、都市音/ノイズをサンプリングした自作の空気を含む、その電脳時代のランド・スケープは、深化した衝撃を与える。

                                                    「New Formation of Decline 滅びの新造型」
                                             1985年 恵比寿ビール工場研究所廃墟(現ガーデンプレイス)、東京


その他、'84年5月、ラフォーレミュージアム赤坂にて立花ハジメと共に機械の集積による美術を製作。'84年6月「ナム・ジュン・バイクをめぐる6人のパフォーマー」にバイク、坂本龍一らと共に出演。'85年4月、西ドイツの音楽家〈アインシュツルツェンデ・ノイバウテン〉
のシンボルマーク、ステージ美術、及び「ノイバウテン廃鉄立体写真展」WAVE TOP GALLERY開催。

                               
                                    「Cross Section of Cable Neuron System」、1986年、
                                    likura Atlantic Underground Shelter(地下施設)、東京 

1987年、大崎の廃工場にアトリエを構え、三上晴子と飴屋法水の共同企画により30トンあまりの鉄とコンクリートの中で  飴屋法水×三上晴子 BIS-SEAL-PISHOP「バリカーデ」を上演。

1980年代から情報社会と身体をテーマとした大規模なインスタレーション作品を発表。90年代には知覚によるインターフェースを中心としたインタラクティブアート作品を連続的に発表。視線入力による作品『Molecular Informatics: Morphogenic Substance via Eye Tracking』(キヤノンアートラボ/96年)、聴覚と身体内音による作品「存在、皮膜、分断された身体」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]常設作品/97年〜)、重力を第6の知覚と捉えた作品『gravicells[グラヴィセルズ]―重力と抵抗』(山口情報芸術センター/2005年)、情報化社会における身体性と欲望を表現した『Desire of Codes|欲望のコード』(山口情報芸術センター/2010年)などがある。主に欧米のギャラリーやミロ美術館(スペイン)、ナント美術館(フランス)などの現代美術館、またトランス・メディアーレ(ベルリン)やDEAF(ロッテルダム)アルス・エレクトロニカ(リンツ)をはじめとする世界各国のメディアアート・フェスティバルで発表。スペインの出版社Diputacion Provincial De Malagaから『三上晴子作品集』出版。2013年には文化庁メディア芸術祭優秀賞。多摩美術大学教授。
昭和59年から情報社会と身体をテーマとした作品を発表。「欲望のコード」で平成24年度文化庁メディア芸術祭アート部門の優秀賞を受賞した。
           ◆2015年1月2日  ガンのため逝去    享年53歳◆



           2011年12月Eye-Tracking Informatics~視線のモルフォロジー | 三上晴子


                                               ART UNIT  BIS・SEAL・PISHOP 
                      BARRIKADE バリカーデ1987
                                                飴屋法水・三上晴子 共同企画 
                                       http://inu1941-1966.tumblr.com/post/107975242621/barrikade-pamphlet-and-ticket-1987-norimizu                 
                        アインシュツルツェンデノイバウテンの金属的、破壊的な音楽とともに、この劇は始まる。

                                                                     常川博行氏が声高らかに言う。
                             「君の未来!君の才能!それが秒単位でただれていく。
                     イフ…ネプト…マーイシン……10……ミリ………グラーァム…」
                         常川氏のセリフとともにアインシュツルツェンデ ノイバウテンのSeele Brennt 1/2 mensch 5 が流れる。
                                                                     Einsturzende Neubauten - Seele Brennt 1/2 mensch 5
                                                                                                 
   
 



                                       

             

バリカーデ  ストーリー
場所は廃墟になった倉庫跡である。床全体がコンクリートで天井が高く鉄骨が剥き出しになっている。舞台のアートは故三上晴子嬢と飴屋法水、そしてグランギニョルのメンバーが時間をかけてコツコツ作り上げたものだ。プラスチックやハリボテなどは一切使わない、コンクリートや鉄などの廃材を使い作り上げた本物のアートだ。
少し肌寒い。
前方の客には水が飛ぶのでビニールシートをかけてもらっている。初回の頃はビニールシートが無かったのでモロに水を浴びてしまった客も少なくはない。私も水を浴びてしまった1人で、持って行ったテープレコーダーが濡れて壊れ、会場が肌寒い上、水浸しでの観劇は辛いものがあった。私は必ず最前列で見るので二度目にビニールシートが配られた時は嬉しかった。

突然、アインシュツルツェンデノイバウテン載って〜の曲と共に始まる。。
白衣を着た常川博行氏が曲の合間に一言づつ叫ぶ。「君の未来………、君の才能………。それが秒単位でただれていく………。イフ・ネプト・マーイシン………、10・ミリ・グラーム」
客席の一番後ろの高い位置に常川博行氏と、小さな箱の様なトロッコに石川成俊が載っている。その箱の下にはレールがあり、客席前方の舞台(というよりコンクリートの床に、コンクリートや鉄クズでで作られた水の入った池)に繋がっている。いきなりトロッコは物凄いスピードで落ちて行き石川成俊氏は宙を舞って池の中へ落ちる。
そこにはすでに同じ様に落とされた男達が何人もいた。成俊は出口を探そうとするが皆、出口は無い、探しても無駄だ、自分達もさんざん探して見つける事は出来なかったと言うが、それでも成俊は「そんなはずは無い、どこかに出口があるはずだよ」と言い探し回る。が、「ダメだ、どこにも……どこにも……」
田口「だから言ったでしょう」

田口が池の水をすくってみる。
宗介「よしなよ、そんな水飲めやしないよ」
田口「そんなことわかってますよ。」
嶋田はその水がなぜ飲めないのか、自分の部署で扱っている薬品がここまで流れ込んでいるのだと説明する。
宗介「要するに、結局飲めないと言うことだろうが」
嶋田「ああ、そうだよ」
宗介「だったら勿体ぶるんじゃねえよ!」
田口「ちょっと待ってくださいよ!飲めるとか飲めないとか、なんかオカシイですよ。まるで、ここにいるのが当たり前みたいな!」
嶋田「田口さん、僕は第5薬品の嶋田と言います………。田口さん‼︎ 誰も当たり前なんて思っていませんよ。我々がここにこうしているという事は事実です。」と言い終わったと共に突然、上から池の中に幾つもの大きなカプセルが落ちて来る。皆「なんだ、何なんだ⁈」とうろたえるが、嶋田はカプセルを拾い上げ、中の液体に口をつける。
長い間…………嶋田、前方を見据え口を開く。「水だ!」

田口笑い出す。「そうか、そういうことか。あいつら俺たちの事をどこかで見てやがんだ。」そして皆が怒り出し叫ぶ。
「こんな水飲むもんかよー」「やめて下さい勿体ない」「冗談じゃねええー!」
突然、ノイバウテンの曲と共に、成俊だけを除いて、全員頭を抱え、激しい頭痛に苦しみ転げまわる。
そして成俊も自分も同じ苦しみが来るならいっその事、「来るなら早く、は、はやく、、はや、早く、早く、は、はや、はや、早ーーく‼︎‼︎‼︎‼︎」そして成俊も激しい頭痛の苦しみにもがき転げ暴れ叫ぶ!

ま再び常川博行氏の声。「君の才能、君の未来。それが秒単位でただれている。安心したまえ、痛みは無い。イフ・ネプト・マーイシン、10ミリ・グラーム」そして、最初の成俊と同様に上野が落ちて来る。
上野は知り合いの棚橋が倒れているのを見つける。「おい!棚橋!シッカリしてくれよ。おい起きろよ。棚橋、シッカリしろよ!」
棚橋目を覚ます。「う、上野? うわー!オレ、生きてる、生きてるよ!」
上野「おい、何があったんだよ。」
棚橋「お、オレ、落ちてきて、出口なくて、水が落ちてきて、そしたらみんなが、頭が頭が割れそうで、俺がXXXになって、XXXになって、XXXXX、ちきしょう、ちきしょう、ちきしょうー‼︎」
上野「何があったのかサッパリわかんねー」
棚橋「あの薬のせいだと思うんだ」
上野「なにそれ」
棚橋「ほら、イフネプト何とかっていうやつだよ、お前もあいつらに落とされてここに来たんだろう?注射打たれただろ?」
上野「いや」棚橋「みんなされたんだぜ」
上野「いや、そんなこと言ったって、あ!アレだ!オレって脳が少しバカになってるだろ?こいつに薬打ったって効かないんじゃないのなんて思ったんじゃないの?ははははは」
徐々に周りが目を覚まし始める。
棚橋「おい、しっかりしろ、おい!おい!」田口が目を覚ます。
田口「今のはなんだったんだろう。おれ、脳みそがどうかしちゃって、吹っ飛んじまったぜ。」
「やっぱりオレ達、ラットにされてんだよ。」
棚橋「この人達も起こした方がいいかな」「どっちだっていいさ」
棚橋「一応起こすよ、おい起きろよ」そして、皆が目を覚まし新入りに気づく。
棚橋「こいつ、俺の同僚で上野って言うんだよ。だからこいつもここに捨てられて…」
上野「あのー話聞いてて思ったんですけどお〜、僕がここに落とされたのは〜頭がポンコツだからと思うんですよね。だからポンコツだから捨てられてもしょうがないかななんて」
宗介「なんだコノヤロ」
上野「ポンコツにはこういう所が向いてると会社側はこう判断したわけですよ。そう思ってみると、ここもなかなか良いところじゃ無いかな〜なんて」
田口「あんた何言ってんだよ」 
上野「だって出られないんでしょう?それに水くれるらしいし、だったら仕事してるよりここにいる方がいいな」
田口「あんたね、あんたまだ頭痛来てないからそういうこと言えるんですよ」
棚橋「そのことだけどね、だから…こいつだけ、こいつだけ薬打たれて…ない…みたいなんだけど…」
石川「おい、こいつ会社の回しもんなんじゃないか⁉︎」 
棚橋「そんなことないよ!バカなだけだよ!」
上野「ちょっと聞いてよ。いい?あのねオレ、廃墟に住みついた人の話聞いたことあるんだ。廃墟って野生動物みたく草の根っことか幼虫とか食べて暮らしてるんだってさ。なんか原始と未来との融合とか言っちゃってさ、鉄の錆びとか、粉々になったコンクリートとか食べたりしてるんだってさ。だからオレ達もここに住めると思うんだよね。ほら、これなんかシャブったら美味しそうじゃない。ハハハハハハハハ」(注・上野仁は実際もこういったアートが好きで、アインシュツルツェンデノイバウテンの熱狂的なファンでした) 
嶋田「本当のバカですね」
上野「ここだってさ、居心地良さそうな所じゃない、棚橋だってそう思うだろ?」 
棚橋「…そうかもしれない……」
嶋田「ちょっと待って!いませんよ…田口さん」
皆で田口を探し始める。「田口さん、田口さ〜〜ん」
石川「もしかして、あの人自分だけ出口探して出て行ったんじゃ…」皆それに気づきますます必死に田口を探す。「田口ー!田口ー!おーい、おーい、返事しろよーー」そこで誰かが何かを見つける。宗介「どうした?いたのかよ」「死んでる…田口さん死んでます」舞台左の段の中断で仰向けになり鼻もしくは口から血を流して死んでいる田口。
皆、田口の所へ集まってくる。

To be continue つづく 


           
 Einstürzende Neubauten - Yü Gung Fütter Mein Ego


'85年4月、西ドイツの音楽家〈アインシュツルツェンデ・ノイバウテン〉
のシンボルマーク、ステージ美術、及び「ノイバウテン廃鉄立体写真展」WAVE TOP GALLERY開催。


                                           




       seiko mikami gravicells2004
                          seiko mikami desire of codes2010


                                                                                     
     三上晴子 /「Desire of Codes 欲望のコード」公開直前映像


seiko mikami: desire of codes installation
http://www.designboom.com/art/seiko-mikami-desire-of-codes-installation/
desire of codes’ installation by seiko mikami
the installation ‘desire of codes‘ by seiko mikami is designed to mimic the workings of human memory in our
modern information society, as robotic sensors respond to the presence of visitors and mix together visual recordings
from both the present and past. the piece is on exhibition at the inter communication center in tokyo, japan through
december 18th, 2011.
‘desire of codes’ comprises three parts: first, a wall composed of 90 mechanized rods decked with lights, cameras,
and sensors; second, a set of six large robotic arms suspended from the ceiling; and third, a wall-mounted sculpture
that appears like a large compound eye, divided into 61 hexagonal video screens. the video footage remixed
on the screen consists of footage from both past and present visits to the exhibition, as well as data from public
surveillance cameras throughout the world.
a visitor is greeted by the mechanical sounds of 90 wall-mounted appendages
blinking and turning in unison to gaze her way. highly sensitive cameras and microphones, capable of detecting activity
at levels outside of human perception, record and store visitor interaction. at the same time, in a slightly separate part
of the space, six robotic ‘search arms’, mounted from the ceiling, likewise follow the movements of visitors,
lowering and turning appropriately as they capture video footage to be sent to the project’s database.
the ‘compound eye’ remixes all of the stored recordings, alongside those taken from public feeds of video surveillance
cameras across the world, into a impressionistic compression of space and time: ‘the compound eye visualizes a new reality
in which fragmentary aspects
of space and time are recombined, while the visitor’s position as a
subject of expression
and surveillance at once indicates the new
appearances of human corporeality and desire.
mikami cites the concept behind the installation as an investigation into the changes to identity brought by
the modern proliferation of information: ‘what new desires do we have, now that we live in an information-oriented
environment and have perceptions shaped by that environment?




   Yaso より Seiko Mikami Project v.1 「三上晴子と80年代」


                                                           Cross Section of Metropolitan Neuro System/1986/© Lyu Hanabusa

                                        









                 関西大学のアングラ・サブカルチャーを研究サークルで暗黒藝術研究会会長 荊冠きざきさんより
「会期延長したと聞きパラボリカビス「三上晴子と80年代」展へ駆けつけて来た。封印された光景をこうして振り返る機会に恵まれ感激。「ワルプルギス」や「バリカーデ」の断片も展示されていて飴屋氏の活動を垣間見ることもできました、スゴカッタ… 」               
写真提供/荊冠きざきさん



三上晴子さんからのコメント(東京グランギニョルを通過した人達より)
三上晴子さん。どうか安らかにお眠りください。
たくさんの素晴らしいアートで私達に感動を与えてくださりありがとうございました。
私達はあなたの芸術と功績を後世まで伝えると共に、決してあなたを忘れる事はありません。

[Publication list 1996-2011]
 出版物
Seiko Mikami "Desire of Codes" Book 2011
book
Exhibition Catalog:National Art Museum of China/NAMOC "TransLife"Beijing, China 2011, Liverpool University Press ISBN-10: 1846317460

Exhibition Catalog
 : Kuenstlerhaus Vienna  "SPACE INVENTIONS"2010
Exhibition Catalog:Dortmund Center for Art and Creativity "TRUST"2010 ISBN 978-3-86828-158-3


Exhibition Note:YCAM/ Yamaguchi Center for Art and Media 2010


Book:: Sztuka interaktywna by Ryszard W. Kluszczynski from Poland 2009


Book :"Art + Science Now" by Stephen Wilson <Thames & Hudson> 2010 ISBN-10: 0500238685

Book "Seiko Mikami Art Works" Diputacion Provincial De Malaga, Spain, 2004.  
Exhibition Catalog "gravicells"YCAM 2004 
Book "Information Arts" MIT Press 2002, USA. 


Book and Publication – “Vision Machine",Musee des Beaux Arts de Nantes, Nantes FRANCE, 2000.  


Book and Publication -,V2 Organisatie, Rotterdam Holland, 1996,1998,2001 and 2002.  
 

Exhibition Catalog - ICC/ NTT Intercommunication Center's permanent correction. Tokyo JAPAN. 1997.
Exhibition Catalog and Book - Canon ARTLAB, 1996 and 2000, Tokyo Japan. 

   
Exhibition Catalog - Maison des Arts CRETEILFrance, 1998. 


Exhibition Catalog - Miro Foundation,Barcelona Spain, 1999. 


Exhibition Catalog & Publication – “International media art festival Berlin”, Berlin GERMANY.  


[Other Exhibition Catalog and Publication list of 1985-1995]::::::::::::Under Construction 


SEIKO MIKAMI [ALL HYBRID] Atelier Peyotl I nc 1990 
@seiko mikami art works


                                   

                                              2012                                                                                        2013


↓この三上晴子の作品は、東京グランギニョルのライチ光クラブの舞台セットによく似ている。↓




↓こちらのアートは、東京グランギニョルのバリカーデにそっくり↓


↓このアートは東京グランギニョルのワルプルギスとほぼ同じ。↓







↓その他の作品↓














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ワルプルギス東京グランギニョルのブログは下記に移動しました。あらすじ、写真満載ですので読んでみてください。

こちらのリンクをクリック。
http://keikotoendlessart.blogspot.com/2015/08/blog-post_13.html   
           


                       
                 




     ありがとうございました。Keiko Olds (ケイコ・オールズ) ツイッター @misopichopo
http://www.idd.tamabi.ac.jp/~mikami/artworks/index.html http://www.idd.tamabi.ac.jp/~mikami/artworks/index.htmlhttp://www.idd.tamabi.ac.jp/~mikami/artworks/index.htmlhttp://www.idd.tamabi.ac.jp/~mikami/artworks/index.html